第15回ふれあいサロンの報告

1029日水曜日10時~11時半、自治会館で、「第15回ふれあいサロン」を開催しました!

講師は鎌倉市の「デイ銭湯」(*1)や深沢生涯学習センターの体操教室の指導をなさっている中井 匂(かおり)さん。筋力アップ目指して、「鎌倉市歌体操」(*2)や「貯筋運動」(*3)を行いました。 参加者は一般自治会員10名、福祉部役員3名、鎌倉市市民健康課保健師1名、平成26年度「鎌倉市地域サポーター養成講座」(*4)受講者1名の総勢16名で会場が少々手狭なほどでした。3名の男性、91歳の女性、ご主人を誘ってくださった方、ご近所の友達を誘ってくださった方の参加や、行政と他地域からの見学参加があり、うれしい限りでした。

第15回サロン

老化は足元からやってきます。横断歩道を青信号の間に渡り切るのがつらくなるのは、筋力低下の危険信号。これは知らず知らずのうちに歩幅が狭くなっているのだそうです。若さを保つには筋力維持・アップが重要です。

  

第15回サロン3 「鎌倉市歌体操」は講師がデイ銭湯で高齢者を指導する中で生み出されたのですが、それを昨年、「鎌倉市地域サポーター・アクティブプロジェクト」が改良したもので、神奈川県健康財団の健康指導士の監修も頂いています。筋力アップの運動が盛り込まれているので、歌に合わせて正しく行えば、筋力維持・アップが期待できます。「腕を上げるときは、耳の真横に肘を曲げずにまっすぐにスッと伸ばす!それだけでも若々しく見えますよ!」などとポイントを教えていただきました。残念ながら鎌倉市歌をご存じの方はいらっしゃいませんでしたが、作詩作曲者や歌詞の意味を質問するなど、貼りだされた歌詞に興味をしておられました。

次に教えていただいたのは「貯金」ならぬ「貯筋」の「貯筋運動」。椅子に座って行う5つの運動で、つま先上げ・踵上げ・膝伸ばし・もも上げ・上体起こしでした。時折入る講師の体験談や脳トレに緊張をほぐされ、和やかな雰囲気の中で楽しんで行えました。

終了後の歓談の中で、市民健康課保健師の応援メッセージがあり、他地域の方からは「こんな場所がありうらやましい。参考にしたい」という感想を頂きました。初めて参加された方からは、「週1回、月1回でも定期的に集まってこの体操をやりたい」という意見が出ました。皆で行っているときは覚えたつもりでも、いざ家でやろうとすると、なかなかできないものです。遠くへ出かけるのは難しいけれど、自治会館までなら気軽に参加できるというのがこのサロンの良さです。ご一緒に発展させていきたいですね!ご協力よろしくお願いします!

いつもは自治会長に頼りっぱなしの写真撮影ですが、今回は不在なので「撮るぞ!」と張り切っていたのははじめだけ。体操が始まると夢中になり、すっかり忘れてしまいました。ごめんなさい!

(福祉部 淡中京子)

 

(*1)鎌倉市が65歳以上の市民に健康チェック・入浴・レクリエーション等の生きがいと健康づくりを公衆浴場(銭湯)において提供しているサービス。清水湯、常楽湯、野田の湯、ひばり湯、栗田湯がある。

(*2)鎌倉市地域サポーターの有志で立ち上げた鎌倉市地域サポーター・アクティブプロジェクトが、鎌倉市の高齢化が進むなか、ご自分の住み慣れた地域で健やかに暮らす、そんな「元気」の応援がしたいと、昭和34年、鎌倉市が市制20周年を記念して作った「鎌倉市歌」にオリジナルの体操をつけた。

(*3)福永哲夫氏が提唱する道具のいらない筋力トレーニング。

(*4)歳を重ねても、住み慣れた地域でいきいきと暮らすために、 人と人を“つなぎ・支え合う” あなたのまちの 地域サポーターになってみませんか?と、市民健康課が開催している養成講座で、平成26年度で8年目となる。中井講師は1期生。淡中は3期生。今回見学の方は8期生となる。地域サポーターは、楽しみながら「健康づくり」や「介護予防」を推進する地域の協力者。