2015年5月17日(日)
爽やかな風が気持ち良い5月中旬の日曜日の朝、生き物の宝庫、和賀江島へ探索に出かけました。特別講師として緑のレンジャー指導員である岩田晴夫先生をお迎えし、40名以上の佐助在住の親子が参加しました。大潮であったため、和賀江島の岩場も広範囲に出現しており、生き物を観察するのには最適な環境でした。
各家庭それぞれ網や虫かごなどを用意し、さまざまな生き物を見つけて観察する準備は万端。初めて磯遊びをするこどももいて、とても楽しんでいました。見たことのない生き物を発見すると、岩田先生に見せて名前や生態などを聞く親子もいました。
お天気は、初めは肌寒いくらいでしたが、お日様が上るにつれ、暑くなってきました。まさに、磯遊び日和。
丁寧にご説明くださる岩田先生。こどもたちも保護者の方も、とても真剣に聞き入っていました。
この日よく発見されたタコ。すみを吐くと色が変わるなど、初めての情報も聞くことができました。
きれいなイトマキヒトデ。
ガンガゼもたくさんいました。
危険な毒をもつゴンズイ。群れでいることが多いため、釣りでよく釣れますが、あまり美味しくはないとのこと。とにかくトゲに刺されないよう注意すること。激痛が走り重症になる恐れもあります。
この他にも、岩をひっくり返すとウミウシの仲間やフジツボなど、不思議な生態を持つ生き物がたくさんいました。
お天気にも恵まれ、たくさんの参加者の方もそれぞれ楽しんで帰られたようです。また岩田先生は、海での楽しみ方だけでなく、キャッチアンドリリースのこころ、危険生物の見分け方、また怪我をした場合の処置法なども優しく説明くださいました。すぐ隣ではクリーンアップキャンペーンも行われていたため、海との付き合い方をしっかり学べたように思います。これを機に、たくさんの方が海と向き合う時間をさらに持つことができることを願います。
※こちらに、岩田先生にいただいた生き物リストを添付いたします。和賀江島の生物リスト
(子ども会 神田)